1.伸び悩む経済
トランプ関税が吹き荒れる中、世界で経済の低迷が続く。日本の株式市場は7月以降急伸、バブル崩壊前1989年12月最高値の3万8千円台を遙かに超え4万5千円台に迫る。しかし、日本のGDP成長率予測は1%を切る。
1990年から失われた35年の日本経済。OECD調査によると1991年を100とすると日本の平均賃金は30年間で3%しか伸びていない。OECD加盟国平均で約33%上昇している。
国際経営開発研究所(IMD)が公表した2025年の世界競争力ランキングで日本は35位。失われた30年前の1989年-1992年は1位と絶好調だった。